通常、テラゾーや人研ぎは大理石の砕石などの石材をいれることが多いですが、今回はあるプロジェクトのために焼き物の破片を入れています。
何らかの理由で商品にならない、廃棄せざるをえない焼き物がもう一度蘇ります。
今回はデザイナーさんや、産地のかたの協力で破片を集めてもらいました。
長崎県の波佐見焼の破片が入ったテラゾーです。
今回は壁面に施工するため、作業場で波佐見テラゾーのパネルを作成して、現場に納入して貼り付けます。
![](https://watanabesakanten.com/wp-content/uploads/2024/04/4715F537-746F-41BE-983A-EF971FF1849D_1_105_c.jpeg)
このように小さく砕いた破片(セルベン)を砕石の代わりに材料に練り込みます。
硬化後に機械で研磨します。
![](https://watanabesakanten.com/wp-content/uploads/2024/04/CFFE1339-BB3D-41BD-BFFE-6DF22EDEEDF0_1_105_c.jpeg)
研磨していくとセルベンの断面が現れます。色とりどりな破片が可愛い感じです。
![](https://watanabesakanten.com/wp-content/uploads/2024/04/90D611E5-1B18-4156-BEDE-C094C36EBBD3_1_105_c.jpeg)
このようなテラゾーのパネルを作成して、壁に貼り付けます。
このような方法で壁面にもテラゾーを施工できます。
本来捨ててしまうものが、アイデア次第で蘇ります。
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